理科の教科書でおなじみのアンドロメダ大星雲(M31,NGC224)です。雲のように見えますが、太陽のような恒星が約2000億個も集まってできています。 ここまでは光の速度でも200万年ぐらいかかります。といってもピンとこないですよね。 肉眼でも見えますが、「何か光のようなものがあるかな?」ぐらいしか見えませんし、都心ではほぼ観測不可能です。 この写真のように見るためには大口径の望遠鏡が必要です。 冬の星座の代表格オリオン座にある大星雲(M42,NGC1976)です。 真ん中の三ツ星の下にあるもうひとつの三ツ星。その真ん中の星を拡大するとこんな写真になります。 望遠鏡で眺めても写真のように赤く見えることは極めてまれです。 距離1300光年、比較的ご近所の銀河系内星雲です。 我々太陽系から見て銀河系の中心部方向射手座にある三裂星雲(M20,NGC6514)です。 望遠鏡で見ると近くに干潟星雲(M8,NGC6523)散開星団(M23,NGC6494)も一緒に並んでいます。 距離2200光年。 こと座の環状(惑星状)星雲(M57,NGC6720)です。 惑星のように円盤状に見えることからこの名があります。 距離2150光年。 白鳥座の網状星雲(NGC6992)です。星雲の北側は別の番号(NGC6960)がつけられています。 天女の羽衣のように美しい天体ですが、実際は数万年前の超新星の残骸が今も宇宙空間に広がっているものとされています。 距離1300光年。 注: Mとは19世紀フランスのメシエがつけた星雲星団の番号で、NGCとは New Galaxy Catalogue の略です。 したがってNGC番号はすべての星雲星団につけられていますが、M番号はその中でも古くから知られていた比較的大きめ・明るめの星雲星団にしかついていません。 |