ハチジョウコクワガタ Dorcus rectus miekoae 国産クワガタ中型種。コクワガタの亜種。原名亜種に比べツヤがあり、足がやや長い。八丈島に分布する。 ハチジョウネブトクワガタ Aegus laevicollis fujitai 国産クワガタ小型種。ネブトクワガタの亜種。成虫は樹液にはほとんど見られない。八丈島に分布する。 ハチジョウノコギリクワガタ Prosopocoilus hachijoensis 国産クワガタ中型種。ノコギリクワガタとは別種。ノコギリクワガタに比べオスの大アゴは湾曲が小さい。体色は黒色。八丈島に分布する。 ハチジョウヒラタクワガタ Dorcus titanus hachijoensis 国産クワガタ中型種。ヒラタクワガタの亜種。亜種中の最小種。八丈島に分布する。 パプアキンイロクワガタ Lamprima adolphinae 外産クワガタ中型種。♂♀の個体色は大きく異なる。ニューギニアに分布する。 パリーオオクワガタ Dorcus parryi 外産クワガタ大型種。研究者により数種の亜種に分類されるが、その立場は確定していないといってよい。インドネシア・マレーシア・タイ・フィリピンに分布する。 檜枝岐 (ひのえまた) 福島県にある地名。オオクワガタやヒメオオクワガタの多産地として有名。 ヒメオオクワガタ Dorcus montivagus montivagus 国産クワガタ中型種。ヒメオオクワガタの原名亜種。本州では一般に標高1000m前後のブナ帯に生息する。足が非常に長い。九州以外の国内に分布する。 標本 (ひょうほん) 研究用または教育用として個体に適当な処置をほどこして保存したもの。 ヒラタクワガタ Dorcus titanus pilifer 国産・外産クワガタ大型種。ヒラタクワガタの亜種。国外も含め亜種は多い。 原名亜種はマレーシア、インドネシア(スマトラ島、セレベス島など)、フィリピン(ミンダナオ島)などの Dorcus titanus titanus である。ほかの国外亜種として、パラワンヒラタクワガタ Dorcus titanus palawanicus、タイワンヒラタクワガタ Dorcus titanus sika、中国ヒラタクワガタ Dorcus titanus platymelus、ヒラタクワガタ(インド、タイ、ミャンマー、ラオス、ベトナム、中国南部など) Dorcus titanus westermanni などがある。 孵化 (ふか) 卵から1令幼虫が孵ること。 フスマ 小麦をひいて粉にしたときできる皮の屑。一般に牛馬等の飼料に用いる。 付節 (ふせつ) 脚部の最終端にある肢節。ふつう2個ないし数個に分かれる。 山毛欅 (ぶな) ブナ科の落葉広葉樹。やや高い産地に生えブナ帯の代表種として生態学上の指標植物とされる。 プンクティペンニスネブトクワガタ Aegus punctipennis 外産クワガタ中型種。ネブトクワガタ属のなかでは最大級の1種。ボルネオ島に分布する。 ペアリング 累代飼育目的のため同種の♂♀を掛け合わせて飼育すること。 変態 (へんたい) 卵から孵化したあと成虫になるまでに時期により異なる形態をとること。クワガタムシは完全変態。 ホソツヤルリクワガタ Platycerus kawadai 国産クワガタ小型種。ルリクワガタに比べ若干光沢が強い。大アゴ外縁基部が大きく内側に切れ込む。長野県から神奈川県にかけて分布する。 |