檜枝岐 98年06月06日





06月06日。

シーラ邸の関東オフを飛び入り参加の松田氏と共に18時には早々と切り上げ、途中あ〜氏と合流し今年3度目の檜枝岐に向かった。

舘岩に深夜00時頃到着。その前後3時間ほど外灯を廻るがなんといっても気温9度!

あ〜さん(左)と松田さん

あ〜さん(左)と松田さん

旅館の看板下からようやく松田氏が小型のミヤマ1♂を拾う。
御池の駐車場で1台の車に大の男3人が「川」の字になって寝た。
少々つらかった。^^;

06時活動再開。
国道を下っていくと、まあまあのサイズのミヤマ♂がヤナギについていた。

ヤナギの枝で凍っているミヤマ(ヤラセなし画像)

ヤナギの枝で凍っているミヤマ(ヤラセなし画像)

やつは凍っていた。
枝を揺らしても、息をかけても触覚すらピクリとも動かない。
あの気温なら当然だが、いつからあそこにつかまっていたのだろう?
とても不思議だ。

いつものように広沢林道から手をつける。
が、いなかった。
午前中は晴れて気温も上がったかに思えたが、ヒメオオ・アカアシどころか前の週でさえそこそこいたミヤマさえ全くいない。
午後から天気も崩れ、戦果は松田氏とあ〜氏が、道を半分ほども塞いでしまっている倒木から割り出したアカアシ2♀・スジ1♂・不明幼虫2だけという惨憺たる結果だった。

倒木を削っている

倒木を削っている

檜枝岐村まで戻り昼食をとったあとは雨も大降りになり、まさにお手上げ状態。
なんとか夕方にはあがり、温泉で一服したあと灯火の準備にかかり外灯廻りと並行したが全く飛んでこない。

温泉に浸かっている

温泉に浸かっている

気温11度。
吐く息は白い。
誰だって外には出たくない気温だ。
21時には早々と撤収し帰路につく。

檜枝岐に来て手ぶらで帰るのは、生まれて初めてココを訪問したとき以来だ。
この屈辱は06月20日のオフできっとはらしてみせるぜ!


ミヤマ    2♂♂
アカアシ       2♀♀
スジ     1♂

計          5頭

この採集記は「くわ馬鹿」98年06月号の記事を加筆修正したものです。


1998.06.10