08月21日。 05時半、しょうちゃん氏に起こされる。するとなんと灯火装置がすべて片づけられていた。 何が面倒臭いって灯火の後始末ほど面倒臭いモノはない。 それを1人でやってのけるとは・・・オオクワ2♀パワー恐るべし。^^; さて、灯火機材をいつものように知人宅に預け広沢林道へと向かう。 途中国道352号沿いで車内から2♂1♀を発見、幸先がよいように思われた。 林道では私が運転、しょうちゃん氏が徒歩でルッキングを開始した。 広沢林道を下るしょうちゃん氏 が、いない。 全然いない。 半分以上下ったが本当にアカアシ一頭すらいない。 そのうちオオクワ初心者5号さんとばったり。 聞くと、 「私(あいあん)たちより早く林道入りしなければ」 と朝早くから来ていたらしい。 5号さん達もヒメオオ2♀のみということだった。 結局この後広沢林道ではアカアシ3頭とヒメオオ1♂(しょうちゃん氏発見)1♀という惨敗だった。 が、天は我々を見捨ててはいなかった。 近くの丸秘(でもないな)林道の丸秘ポイントへしょうちゃん氏を案内した。 このポイントはヤナギ多数にもかかわらず3本しか採れる木がなく、今までの通算でも10数頭ほどしか採れていないのだが、この木では♂は50ミリ以下を採ったことがないというまさにヒメ大(オオ)の木だった。 ヒメ大の木 赤い矢印に各1ペア この画面より下にもう1ペアいる ヒメ大の木で3組の大型ペアを発見。50ミリ2頭と48.5ミリだ。 となりの木でも♂53ミリの自己ベストペアを発見。 たった2本の木で大型ヒメオオ4ペアという小規模ながらタコ採れ状態となった。 大型ペアをアミから取り出すしょうちゃん氏(ヤラセ画像) 結局ヒメオオは7♂8♀だけだったが、こちらもまあまあ満足いく結果となった。 昼には村へ戻りいつもの食堂で昼食を済ませ、しょうちゃん氏を最寄りの新幹線駅までお送りして迎撃オフは完了した。 ヒメオオ 7♂♂ 8♀♀ アカアシ 3♂♂ 計 18頭 この採集記は「くわ馬鹿」98年09月号の記事を加筆修正したものです。 山形 98年08月21日 につづく。 |