09月19日。 先週檜枝岐オフしたばかりなのにどうしても彼の地へ行きたくなる。 檜枝岐病からは逃れられないらしい。 今回は誰と約束したわけでもなかったので、助手席な人と2人で出かけた。 (助手席な人は檜枝岐通算11回出撃のベテランな人となった) いつものオフ時と違いゆっくり出発したので、現地には昼前に到着。 今回はデジカメを借りられなかったので画像はないが、いつもの道を、いつもの人と、いつものくわがたを、いつものアミで、いつものように採っていく。 ココにいるとくわがた採集に没頭できる。 日常の煩わしいことからすべて切り離された空間。 ココでは自分の存在と、くわがたの存在と、大自然の存在だけが確かなものだ。 言葉では到底言い尽くせない。 自分が最もひとつのことに熱中できるところ・・・それが檜枝岐だ。 さて、能書きはこれくらいにして肝心のくわがた採集だが、この日も予想以上に気温が上昇した。 ヒメオオは15頭ほどそこそこ採ったところで、急遽方針変更。 夜は外灯廻りに出かけた。 (まさかこんなに気温が上がると思わず灯火セットは家に置いてきたのだ) 空が完全に暗くなっても気温は約20度ある。 アカアシコクワは飛んでくるが、オオクワは来ない。 某ポイント前にて「あいあんさん!」の声がする。 コンちゃん隊員だ。 この暑さで埼玉からわざわざ飛んできたらしい。^^; 間髪入れず、見慣れたレガシー。 matsuda隊員も来た。 偶然知り合ったというBAJA隊員とは初対面だ。 BAJA隊員は尾瀬に行くつもりで福島に来たが、日が暮れてしまい当初の目的を果たせないまま喜多方でラーメンを食って帰ろうとしたが、途中matsuda隊員の灯火に引っかかったらしい。 初対面だったが、話をしてみると同じBBSで既知の仲だったというから世間は面白い。 ちなみにBAJAはスペイン語で「バハ」と読むらしい。 「バジャ」だと思っていた。 ごめんなさい。^^; さて、役者もそろいあとはオオクワの出番を待つだけだったが、好条件にもかかわらず結果はゼロだった。 どうやらオオクワ福島店檜枝岐営業所は今年の営業を終えたらしい。 飛んできたのは檜枝岐の山のオオクワではなく、何百キロも離れたところからのくわ馬鹿4頭だけだった。^^; ヒメオオ 8♂♂ 7♀♀ アカアシ 1♂ コ 1♂ 計 17頭 この採集記は「くわ馬鹿」98年10月号の記事を加筆修正したものです。 檜枝岐 98年09月20日 につづく。 |