秋号は檜枝岐特集ということで、今回は今年の檜枝岐採集を私の記憶に残っている様々な数字とからめてご報告したい。(99.10.05現在)
今年はこれまでに14回檜枝岐へ行った。シーズンを1ヶ月余しすでに去年の数字に並んでしまった。 今年は14回以内に抑えようという構想は紅葉シーズンを前に早くも崩れ去ったことになる。 ところで檜枝岐での採集(材割・灯火・樹液)シーズンといえば、冬の積雪を考えると事実上05月から11月までのおよそ半年だが、うちヒメオオのヤナギ採集となると07月から10月にかけてのわずか3ヶ月余りだ。 14回といえばシーズンを通して平均2週に1度は彼の地を訪れている計算だ。ヒメオオ最盛期の09月は6度も出かけてしまった。 来シーズンこそはなんとしても14回以内に抑えよう。 よくきらった
そう、この日はくわ馬鹿が檜枝岐に大集合した。09月10日のことである。 まちかね親分を筆頭に群馬支部から8名、sugano氏率いる近畿支部が7名、そのほか埼玉・東京・千葉・茨城・宮城・神奈川から揃いも揃ったり総勢29名。 この日の広沢は林道はじまって以来の大渋滞となった。 広沢林道 渋滞中
今年檜枝岐で採集したくわがたは全部で10種である。 数が多い順に、ヒメオオ・アカアシ・ミヤマ・ノコギリ・コ・オオ・オニ・スジ・ルリ・コルリという結果だった。 今年に限っていえばヒメオオは06月初旬から採れている。10月の終わり頃までは採集できるだろう。 オオクワの灯火採集は最早で06/12、最遅が今のところ09/18だ。ミヤマやアカアシなどは飛んでくる時期にいくつかのピークがあるが、オオクワはこの3ヶ月間ほぼコンスタントに飛んでくるようだ。 来年は採れるとされているツヤハダやマダラを採集したい。 オオクワガタ(ヤラセ)
9分の2という分数は私の打率である。2割2分2厘。 なんの打率かと言うと、自前の灯火に飛んできたオオクワを自分で採集した打率である。 過去私の灯火セットには9頭のオオクワが飛来したが、偶然か実力か私が席を外すとよく飛んでくるのだ。 水銀灯に灯がともると私は今ではすっかり邪魔者扱いだ。^^; 灯火採集オオクワ♀
07月03日の檜枝岐採集は、助手席・ポンちゃん・カンちゃんという女性3人との同行だった。 タカ氏曰く「とてもくわがた採集するクルマには見えないよね^^;」という感想も、雨の中街灯でオオクワを拾ったカンちゃんの執念を見て吹き飛んだそうだ。 ホントは男のコでしょ。^^; > ポンカンコンビ オオクワゲットのポンカン(左)コンビ
採集派のあいあんとしては飼育派の多い神奈川支部は採集教の布教にはもってこいの支部。 檜枝岐のヒメオオ@ヤナギ採集やオオクワ@灯火採集の醍醐味を布教すべく日夜神奈川支部にて説法会を開催している。(ちょっと大袈裟^^;) その甲斐あってか今年は4人の支部員(スカ、BOZE、ザジ、ぱいん)が檜枝岐教に入信。 来年も布教活動に努めたい。 ヤナギをルッキングするスカ(左)・BOZE神奈川支部員
究極の採集派と言えばこの2人。あ〜&クワ道の漫才コンビ。 週に10回は採集に出かける強者だ。^^; 採ったヒメオオやアカアシはギネスサイズ以外持ち帰らない。 飼育に全く興味がない、というより採集こそが命の彼らにとってはオオクワでさえ里子の対象だ。 どれだけ採集馬鹿かお分かり頂けるだろう。 もちろん2人の採集馬鹿度は∞(無限大)だ。 「採集馬鹿」以外に形容が見つからない 右から、クワ道・あ〜・あいあん
30分の18。約分しない。 09月に檜枝岐へ採集に出かけたのは6回。その6回の採集行に費やした日数が18日。 09月の30日間のうち半分以上は檜枝岐がらみの日々だった。仕事がら08月中の檜枝岐へはなかなか行けないのでその反動もあるだろう。 09月だけは100日ぐらい欲しい。 灯火採集
今年採集したヒメオオはおよそ400頭。 うち、09月だけで300頭弱だ。やはりヒメオオの旬は09月前半。 だが、ご心配なく。現在我が家にいるヒメオオは里子要員など約60頭。大部分は現地で差し上げたり、リリースしたり。 ただし、あいあんごときの採集圧では檜枝岐のヒメオオはビクともしない。それだけの懐の深さがある。 檜枝岐はでっかい。 広沢林道
その400頭採集したうちの最大個体が55.2ミリ。 昨年の自己ギネスが55.5だったのでわずかに残念な結果だ。 とはいえ、やはり55オーバーは滅多にいない。それだけに喜びもひとしおだ。 私の経験では檜枝岐のヒメオオ♂の50オーバーは10頭に1頭、55オーバーは100〜200頭に1頭の割合。 来年は56が目標。 夕暮れのヒメオオ♂
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