それは母のひとことから始まった。 「11月28日に神戸に行くからキップを買ってきて。」 「何しに行くの?」 「中学の同窓会。」 九州出身の母だが毎年1回の同窓会が関西で行われるというので、新幹線の切符代を調べるため時刻表をながめた。 往復3万弱か。これだけあればクルマで行って帰って来られるな。 「その金を預けてくれればクルマで送迎してあげよう。^^」 ということで急遽決まった近畿採集旅行だった。^^; 11月28日。 前夜、助手席を加えた3人で横浜を発った我々は28日の昼前に神戸着。 母を降ろし、助手席の買い物につき合ったあと、いよいよお待ちかねの近畿採集だ。^^ 約束の14時ちょうどにJR神戸駅に着く。 と、そこにはすでにてらぼんさんとリュージョンさんが迎えに来てくれていた。 早速近畿支部員の待つポイントへ向かった。 ポイントまで神戸から走ること1時間半。 道中の車内では近畿のアイドル?てらぼんさんのギャグに笑い、近畿の頭脳?リュージョンさんのポイント講義を受け、あっという間の到着となった。 クルマを停めた場所からその先は多少歩くというので助手席はクルマで留守番だ。 日没まで1時間。早速我々3人は皆のもとへと向かった。 15分ぐらい歩くと、すでに午前中からココで採集をしていたというk-sugano支部長以下・つーさん・涼の父さん・Kirkさん・SBさん・YellowFishさんの6人の近畿メンバーと合流。 まずは私のためにとっておいてくれたという大きなクヌギに案内していただいた。 カワラタケびっしり この木の部分枯れで午前中につーさんがオオクワを1幼虫出したらしい。 つーさんが出したオオ幼虫 んが、部分枯れまで3mはあろうかという高さの台木だ。 ただでさえ上れないのに、徹夜運転明けではなおさら上れない。 どうしても上がれない私を見かねて、てらぼんさんが肩を貸してくれる。 てらぼんさんの肩をかりて台木に上ろうとするあいあん この体重なので大変気が引けたが、それでも結局上れなかった。^^; ゴメンナサイでした。 > てらぼんさん 結局このあとYellowFishさんが軽々と上がり、残る部分枯れを叩いたがその後オオは出なかったようだ。 さて、私はオオよりむしろネブトが採りたかったので、これまたつーさんが午前中にネブトをたくさん割り出した切り株を割らせていただくことにした。 が、つーさんが採り尽くしたのか全然出ない。 幼虫すら出ない。 結局スジ1♀を割り出しただけで日没終了となってしまった。 しかしわずか1時間の採集だったが、非常に虫の濃さを実感した。 近畿支部の方々がピンポイントに連れていって下さったことを差し引いてもだ。 クルマに戻る頃にはもう辺りは真っ暗だった。 このあとの夕食ではKAZさんが加わり近くの料理屋でフグを頂く。 フグ料理を囲む近畿のみなさん+あいあん 美味しいものを頂きながら爆笑の渦。 ココでも近畿のみなさんに大変お世話になった。 ちなみに私はこのとき生まれて初めてフグ料理を食べたのだ。^^; 今回のお礼は、次の近畿支部檜枝岐遠征の時に精一杯お返ししようと思いながらみなさんとお別れした。 翌日、再び母と合流し京都の紅葉を楽しみ、滋賀のネブトポイントの真ん前を通りながら、助手席の「今日はダメ」のひとことに、泣く泣く指をくわえて通過するあいあんだった。^^; スジ 1♀ 計 1頭 |