伊豆 00年01月30日





01月30日。

以前からの約束だったトウカイコルリの材採にポンカンコンビに助手席を加えた4人で出かけた。
車内には私以外3人の女性、これがくわがた採集者たちの一行だろうか?
いやもちろん、立派な一行なのだ。^^;
ポンカンコンビには以前から「雨オトコ」のレッテルを貼られていたので、それを否定するためにも天気予報のチェックはバッチリだった、はずだった。^^;

途中のコンビニで昼食を調達して、いつもの駐車場に着く。
んが、、、なんと積雪数センチ。^^;
こんなに天気はイイのに、これでは割るべき材を探せないかも。。。

いつもの登山道を進む女性たち

いつもの登山道を進む女性たち

予想は当たってしまった。
ポイントに着くも予想通り雪のために材がわからない。
4人は思い思いの場所で材割りならぬ材探しを始めた。
私も大木の根元を中心に雪をかき分け材を探すが、全然見つからない。
そのうち、かき分けている軍手が芯まで冷えて、手が冷たさを通り越して痛くなってきた。
こんな状況では採集どころではないな、などと思いつつ女性軍に目をやると。。。

雪の中で材を探す助手席(左)とカンちゃん

雪の中で材を探す助手席(左)とカンちゃん

ははは、せっせと材探しに従事している。
君たちは本当に女のコかね?^^;
仕方がない、私も雪をかき分けようやく入っていそうな木を見つけた。
「これはたぶん入っているかも」
言うが早いか、最初の一削りで幼虫が出た。

「どれどれ?」ポンカンコンビが近寄ってくる。
入っていそうな木の色や重さなどをアドバイスすると、また材を探し始めた。

風が強い。

吹き続けているわけではないが、数十秒おきぐらいにグゥオーーー、っと大突風が吹いてくる。

ポンちゃんたちもなんとか幼虫を割り出したが、成虫が出ない。
コルリはあきらめ、マダラが入っている赤腐れの切り株を削ろうとするが、雪に埋もれていて作業がはかどらないことこの上ない。
なんとかマダラ幼虫を2頭出したが、1頭は雪と切り株の間に落ちてしまい、もう1頭も大きさからするとマダラではなく、コルリかもしれない。
完全に赤枯れの切り株なんだが。

定点^^;

定点^^;

正午。
これ以上の材採は無理と判断し、コルリをあきらめ下山することにした。
しかし、積雪がこんなに採集を困難にするなんて。
イイ天気だったのになぁ。

下山途中、立て続けにクワ道さんから神奈川オオ(じゃないかもしれない)幼虫ゲット報告電話、あ〜さんから激励電話が入る。
トウカイコルリの惨敗報告にクワ道さんやあ〜さんの高笑いしている勝ち誇った笑顔が脳裏に浮かぶ。。。。。
口惜し〜〜い。^^;

午後は、伊豆オオも探してみたい、というポンちゃんのご希望にお応えして、以前行ったことがある雑木林を攻めてみることにした。
ポイントに着くと、、、

木登りカン

木登りカン

急性茨城中毒症にかかってしまったカンちゃんがいきなり木登りを始めた。
よさそうな洞があると見ずにはいられないらしい。^^;
ここでも頑張って材割りしてみたが、コ幼虫、コ♂成虫死骸、超大ゴキブリしか出なかった。^^;

14時をまわったので、採集を切り上げ箱根にある地球博物館に寄ってみることになった。
しかしトイレ休憩のために立ち寄った途中のドライブインで、ポンちゃんが男子トイレに直行しようとしたことは、あえて触れないでおこう。^^;

地球博物館に入る3人

地球博物館に入る3人

地球博物館とはその名の通り地球に関する様々な展示物が常設してある博物館だ。
岩石の標本から動物の剥製、昆虫標本に至るまで生物・地学などの理科ファンには何時間見ても飽きない展示が盛りだくさんだ。
普通の女の子が「気持ちわるぅ〜〜い」と通り過ぎる昆虫標本に、目を皿にして食い入る女性たちがいた。
もちろんポンカンコンビだ。^^;

ニジイロ標本

ニジイロ標本

ニジイロクワガタの実物を初めて見たというポンちゃんはすっかり虜になったようだ。^^;
(いまポンちゃんを釣りたいならニジイロでっせ、旦那^^;)
16時半の閉館時間いっぱいまで標本を堪能した我々は事故渋滞の待つ東名高速で帰途についた。

とにかく、行く前に4人で最低100頭は堅いと思っていただけに、幼虫数頭という結果でポンカンコンビには、大変申し訳ないことをしてしまった。
次回、雪も解けた04月頃リベンジしよう。


ぼ〜ず


2000.01.31