山梨 00年04月15日





04月15日。

近畿のえりーさんがやってきた。
なかなか来られないんだから、来たときぐらいなんとしても一緒に採集に出かけようと思っているのだが、どうも毎月のように会っている気がするなぁ。^^;

えりーさん最寄り駅 特急用車両なのに普通列車

えりーさん最寄り駅 特急用車両なのに普通列車

この日も、クルマに乗り込むなり、
「さあ、どの道から行きましょうか。」
と言いながら広げているのは関西道路地図。
すっかり関西人がイタに付いてきたようだ。^^;

さて採集で顔を合わせるのはこれが3度目だが、この日の予報も「雨」。^^;
えりーさんの実家の最寄り駅まで出向き、そこから2人で山梨へと向かうが、最初のポイントに到着するやいなや、待ってましたとばかりに雨が降り始めた。
前2回に続き結局この日も雨。
3打数3安打の猛打賞だ。^^;

08時過ぎから採集をスタートし、雨の降り具合にもよるが10時頃を目安にホソツヤを狙おう、ということになった。
コルリと違い、ホソツヤは立ち枯れや枝などの部分枯れ等、比較的乾燥した材に入っている。
湿った倒木はほとんど無視して、これらの材を集中的に探すことにした。

数分後、早速近くでえりーさんがコルリを採ったとの声。
直後、私も乾燥気味の材から1頭割り出した。

トウカイコルリ♂

トウカイコルリ♂

材は乾燥気味なのにコルリだ。
このあと、2♂1♀追加するがいずれもコルリ。
やはりホソツヤは難しい。

トウカイコルリ♂

トウカイコルリ♂

予定の10時を過ぎ、雨足も強くなってきたがホソツヤが採れないものだから「帰ろう」のひとことが言えない。
近くで削っているえりーさんも同じ気持ちだろう、ということが手に取るように判る。

急斜面で採集するえりーさん

急斜面で採集するえりーさん

さんざん材を探し回ったがどうしてもホソツヤが出ない。
とうとう12時も過ぎてしまった。
もはやこれまでか、と思った瞬間何かひらめきを感じさせる部分枯れが目に付いた。
産卵マークはほとんど付いていなかったが、少し気になる部分を削ってみた。

ホソツヤルリ♂

ホソツヤルリ♂

でた〜〜〜。(^o^)/
1枚目のコルリ写真と比べて頂くと判ると思うが、割り出した瞬間それと判るホソツヤの輝き。
何度見ても美しい。^^
えりーさんを呼んで見て貰った。
私同様に感嘆の声を漏らしたのは言うまでもない。

すると、えりーさんも自分のケースからこの日採集した5頭の個体のうち1頭を取り出した。
「これってコルリでしょうかね? それともホソツヤ?」
どれどれ。
見せていただいた個体はどう見てもホソツヤ。
なんだ、もう採ってたんじゃないですか。^^;
ココでもボケをかましてくれるえりーさんだった。
1頭ずつではあるが2人ともホソツヤが採れたということで2カ所目のポイントへ移動。
狙いをツヤハダに変更だ。

ポイントに到着したが帰りの電車の時間を考えると正味2時間しかない。
早速2人でツヤハダ材を探し始めた。
が、時折雨が強くなるなか集中力にも欠けたのか全然成虫が出ない。
成虫どころか幼虫すら3頭というていたらくだ。
そうこうするうちにあえなく時間切れ。
またもやツヤハダ攻略に失敗してしまった。

道具を片づけクルマに乗り込み、駅まで送ってもらうために帰路についたとたん雲の切れ間が。^^;
えりーさんとの採集は毎度こういうパターンだ。^^;;;

駅であ〜道コンビとわずかながら合流し、クワ道さんの採ったツヤハダを見せてもらいため息がでる。
となりの沢で5頭出したそうだ。
くやしか〜〜。^^;
「今度、ツヤハダの採り方を教えてあげましょう。(^o^)/」
クワ道さんの勝ち誇った顔に返す言葉が見つからず、ひとり寂しく電車で帰宅の途につくあいあんだった。^^;

ps
この日は私のつまらないトラブルでご迷惑をおかけしました。m(_~_)m > えりーさん・あ〜さん・クワ道さん


ホソツヤルリ     1♂
トウカイコルリ    3♂♂ 1♀

計             5頭


2000.06.10