04月19日。 お互いにお互いを煽って悪循環に陥っている3人が増富に号令もないのに集結した。^^; この日は水曜。 祝日でもなんでもない。 もちろん普通の平日だ。 こんな平日の朝早くから山に入り採集に熱狂するのは、他でもない無限大の3馬鹿トリオ、あ〜・クワ道・あいあんの3名だ。^^; 平日採集のメリットといえば、他の採集者とのバッティングの可能性が低い、ということに尽きるのだが、この3人がバッティングしたのでは全く意味がない。^^; やはり我々は大バカだ。^^;; さて、私の場合は前日の仕事を終えそのまま山梨に向かった。 有休をとって来ている2人と違い、私は夕方から仕事なので12時には切り上げなくてはならない。 いつものようにスタートしたのでは時間がもったいないので、夜明けとともに採集に入るべく05時過ぎには現地に到着した。 今回の第1ターゲットはツヤハダだ。 ココ数回の採集では、幼虫は多数出すも成虫はことごとく惨敗しているだけに気合いを入れ直す。 ポイント前にクルマを停め、眼前にそびえ立つ超急斜面に果敢にアタックした。 標高差200mの急斜面は岩石質なので斜度45度を超えるところもある。 材を探しながらではあるが、尾根まで上がるのに2時間もかかった。 下を見下ろすとまさに断崖絶壁だ。^^; 断崖絶壁(画像ではお伝えできません^^;) 今日は何がなんでもツヤハダゲットを肝に銘じていたので、ルリ材はことごとく見過ごし、ツヤハダ材だけをひたすら求めた。 斜面にはなかなかイイ材がなかったが、尾根に上がったところで美味しそうな太い赤枯れの倒木を発見。 早速割ってみた。 はじめ、相変わらずの幼虫オンパレードだったが、割り続けること30分、ようやく本年初のツヤハダを割り出した。^^ ミヤマツヤハダ♂ この後、さらに30分ほど粘り2♂を追加。 ♀が割り出せなかったが、まあよしとして次なるターゲットをルリ系に変える。 ツヤハダ材の近くにまあまあの立ち枯れがあったので割ってみる。 予想通りルリが出た。 2♀出したところで下にいるはずの2人に会うため下山することにした。 ルリ♀ しかし、これだけの斜面だと下山も大変だ。 一度足を滑らすとどこまで滑落するか分からない。 全身にかなりの力が入る。 下りるだけで30分もかかってしまった。 川原まで下りるとクワ道さんだけがいた。 あ〜さんは私と入れ違いに斜面を上っていったようだ。 で、クワ道さんは相変わらずツヤハダを簡単にゲットしている。 私は4時間もかけてようやく3頭採ったというのに。。。^^; が、人には得手不得手というものがあってクワ道さんの場合ルリ系が苦手なのだ。 コルリをどうしても割り出せない、というので、 「こんな材に入っているんですよ。」 パカッと手で割るといきなりコルリ♀が入っていた。^^ 「えっ、まじ? ホントだ。@@」 コルリなんか簡単なのになぁ。^^; コルリ材をまじまじと観察したあと、再びコルリを探しに行くクワ道さん。 私が出したコルリの向こうで、コルリを必死に探すクワ道さん さてと、今度は♂を採るかな。 近くに転がる材を割るとまたいきなり♂だ。^^ 「クワ道さ・・・」 と言おうとしたら、逆にクワ道さんの声。 「やった、コルリ採れましたぁ〜。(^o^)/」 さすが、のみこみの早い人だ。^^; ルリ♂ ツヤハダ・ルリ・コルリ、と高山3種を順調にゲットしたので、いよいよ最後のターゲットはホソツヤだ。 クワ道さん達と一旦お別れし、別ポイントでホソツヤにアタックだ。 しかし、11時を過ぎてしまった。1時間で採れるだろうか。 しかしそんな心配はすぐ吹き飛んだ。 ポイントをしばらく歩き、「これだっ」と目を付けた材からいきなりホソツヤ♀だ。^^ ホソツヤ♀ 割り出した瞬間それと判る輝きは、しつこいようだが何度見てもホレボレする。(*^^*)ポッ これで今日は高山4種のグランドスラム達成だ。(^^)v ただ、この日のように多くの種を割り出すときは、ルリを狙ったのにコルリ、のように狙った種と違う種を割り出すこともよくあるのだが、今日は採集頭数こそ計10頭と少なかったものの、すべての種を「狙って」採ったのでさらに気分がイイ。^^ ホソツヤゲットを報告するためにクワ道さんのところまで戻る。 あ〜さんはまだ下りてこないようだ。 仕事の時間もあるので、残念だが報告後ひとり早退した。 ちなみに、帰りの中央高速での記憶がほとんどないのはグランドスラムを達成した喜びからであって、決して完徹明けだからというわけではない、ということを付け加えておこう。^^; ルリ 2♂♂ 2♀♀ ホソツヤルリ 1♀ トウカイコルリ 1♂ 1♀ ミヤマツヤハダ 3♂♂ 計 10頭 |