04月28日。 4日前の惨敗のリベンジをすべく助手席と山梨へ行くことにした。 GWの初日ということで大渋滞が予想されるだけに、今回は久々に前夜からの出動だ。 いつもの道をいつものペースで午前03時甲府到着。 車内で4時間ほど仮眠して、まずは観音峠ポイントへ向かった。 ところが、04/25開通という立て看板を信じて現地に着いてみたが、相変わらずゲートは閉まったままだ。 何かの事情で通行止めにするならそれも仕方ないが、だったら開通予定の立て看など立てるな、と言いたい。 > 山梨県 文句を言ってみたところでカギは開かないので、結局またココから歩くことになるのだった。 昨年11月に攻めた沢より1つ手前の沢の斜面をアタックする。 T師匠などはターゲットを1つ決めると他の材には見向きもしないが、浮気っぽい私はたとえタイプが違う材でも、いったん目についたら節操なく削ってしまう。^^; まずは斜面を登りながらなのでどうしても視線が下を向く。 当然コルリ材がたくさん視界にはいる。 何本目かのコルリ材でまずはコルリ♀ゲット。 白枯れからコルリ♀ 次に斜面中腹まで登ると、視線にやや余裕ができてホソツヤ材を探索。 美人枯れ枝を1つ見つける。 誰かの叩きあとが無数にあったが、まだ入っているっぽいなと思い、さらに削ってみる。 ホソツヤ♀ やはり出た。 この部分枯れからはさらに1♂1♀を割り出す。 開始早々コルリ・ホソツヤで計4頭。 さらに別の部分枯れからホソツヤ1頭を追加。 4日前の惨敗は、やはりタマタマだったかな?^^; と、やや安心しつつ、さらに斜面を登ろうとしたとき、助手席からの帰れコール。^^; 「了解、探しながら斜面降りて帰るね。」 と電話を切ったものの、すぐにツヤハダ材を発見。 ツヤハダ幼虫 ツヤハダ材を叩きはじめたら時間がかかるのは必至だ。 んが、こんな材を見つけたらオヤを出すまでやめられないのは分かっている。 時間がかかるのを承知でツヤハダにアタック開始。 1時間ほど叩き続けただろうか。 2♀の死骸は出たが、結局幼虫しか出ない。 ホントにツヤハダは材の中でよく死んでいやがる。(-_-メ そうこうするうちに2度目の帰れコール。^^; 「まだぁ?」 「おお、、、い、いま半分ぐらい降りたところ。。。^^;」 と言いつつ、最初に電話をもらった地点から5mしか下りていないということはもちろん口に出せないあいあんだった。^^; さすがに今度は本当に下りはじめる。 足元の材がふと目についたので割ってみるとかなり大きな(といっても13ミリ)個体が目についた。 「ゴミムシかな?」 と思ったのだが、よく見るとルリ♀だ。 撮影するあいだに逃げようとするルリ♀ てっきりコルリ材かと思うほどの黒枯れなのに、タダルリが採れるとは。 この場所では初めてのタダルリだ。 結局、観音峠では約3時間でホソツヤ4頭、コルリ1頭、タダルリ1頭、ツヤハダを含む各幼虫がいくつか採れ、準グランドスラム達成だ。 やはりココは濃い。^^ その後、助手席のために桃ワインを買うべく勝沼までバック。 軽い昼食を済ませたあと、増富へ移動。 14時、午後の部はホントに久々に助手席といっしょに採集に突入だ。 4種目ひろば んが、やっぱり出ない。 どうしても出ない。 3時間かけて幼虫は数頭得られたものの、ルリ属・ツヤハダともに親が出せない。 さすがの助手席もコルリを割り出せないでいる。 「これ絶対入っていると思ったのにーー」 聞くと、マークがベタベタのコルリ材を割ってオヤはおろか、幼虫が1頭のみという結果に落胆している。 ちょっと珍しい光景だ。^^; 写真は撮ったがUPするのはやめておこう。^^;;; 17時をまわってそろそろ日没も近くなったので、同じ増富だが別斜面へクルマで移動した。 前回ザジさんがツヤハダ♂を割り出した材の残りを削ってみることにしたのだ。 が、堅い。 オノの方が折れてしまうのではないか?と思うぐらい堅い。 相変わらず幼虫はいくつか出るのだが、オヤは出ない。 もう陽は西に傾き、あたりは薄暗くなってきた。 その時、10m横でルリ材を割っていた助手席の声。 「いた!」 蛹室からタダルリ♂を取り出そうとしている助手席 コルリではないので本人は至極残念がっていたが、とりあえずルリオンナの面目躍如だ。 割り出したルリ♂をケースに入れているとまたまた助手席の声。 「またいた! ♀!」 でたでた、ルリオンナのパワーが。^^; 少し前には自分から、 「もう暗くなってきたから、そろそろやめない?」 と提言してきたのだが、1頭でも出してしまうと血が騒ぐらしい。^^; すっかり日没終了モードの私をしり目に、まだまだコルリ材を探す気配だ。^^; こんなに暗くなっているのに材を叩いている助手席^^; その後追加個体は得られなかったが、相棒との18時半までの約4時間の採集はとても楽しかった。^^ んが、午前中の貯金があるので総数では勝ったものの、助手席が出動した午後だけでは0-2の完封負け。^^; いったいいつになったら連敗を脱出できるのだろう、と思いながら帰路につくあいあんだった。^^; 観音峠産ホソツヤルリ(左♂・右♀) ルリ 1♀ ホソツヤルリ 1♂ 3♀♀ トウカイコルリ 1♀ 計 6頭 |