檜枝岐 01年05月19日





05月19日。

「19日、R352が御池から県境まで開通」というニュースを前日に耳にし、某オオクワ採集オフをご遠慮させていただき、当然のごとく檜枝岐へ向かうあい席だった。^^;

いつものように前夜発、04時現地到着。
3時間ほどの仮眠を経て08時過ぎ、半年ぶりの広沢林道に足を踏み入れた。

残雪の残る御池周辺

残雪の残る御池周辺

08時の林道は吐く息も白く、寒暖計も11℃を指している。
「さすがにこんなに寒くては、コルリも飛ばないなぁ。」
と思いつつも、ちょうどイイ具合に開きかけたブナの新芽をチェックする。

下から見上げると怪しそうな新芽が目についた。クルマを林道の真ん中に停め、その若木の根元を手元に引き寄せ、てっぺん付近の新芽を助手席にチェックして貰う。
「どう? 入ってない?」
「ん、、入ってないよ。」

私が指示したのと違う新芽をチェックしていたっぽいので、自分で確かめるためにさらに枝を引き寄せる。
それを見た助手席がやや不服そうに、
「私のいうことが信じられないの?」
というが、構わずターゲットの新芽をチェック。
「やっぱ、いるじゃないか。^^;」

今世紀初の原名コルリ(ピンぼけ)

今世紀初の原名コルリ(ピンぼけ)

やはり助手席は別の新芽を見ていたようだ。^^;
で、気温や、個体の固まり状況から見て昨日からの居残り組のようだ。 いずれにしても今世紀の初採集なので、とりあえず写真を撮ることにした。

が、せまい林道の真ん中にクルマを停めている。枝先の個体なので撮影には時間がかかりそうだったが、こんな朝早くから林道を上がってくる人もいないだろうと、かまわず撮影することにした。

んが、その直後、林道を下ってくるクルマの音。
「ありゃ、やばっ、せっかくだけど撮影はあきらめるか。。」
と思ったのもつかの間、そのクルマの主はBAJA氏だった。^^;
逆にBAJA氏に手伝ってもらい無事撮影終了。

宮城を前夜に発ったというBAJA氏。
こんな時間に林道に来るのはやはり採集バカだけのようだ。^^;
このあと、クルマを広場に停めて林道を歩きながらの採集に切り替えた。

林道を進むBAJA氏(左)とあいあん

林道を進むBAJA氏(左)とあいあん

新芽のイイ開き具合にもかかわらず、早朝はまったく飛んでいなかったコルリだが、快晴の陽気に誘われて09時を過ぎるとやや飛び始めた。

新芽をむさぼるBAJA氏

新芽をむさぼるBAJA氏

順調に個体を追加していく。
2時間ほどでいったんクルマに戻り、峠の向こうへ行ってみようと思い林道を上がるが途中の残雪が多く断念。

残雪

残雪

もう一度林度入り口付近に戻り、国道沿いでも何頭か追加した。

国道脇の新芽に体を突っ込んでいるコルリペア

国道脇の新芽に体を突っ込んでいるコルリペア

昼も近づき、おなかもすいてきたのだが食事の時間ももったいない。
我々は昨年同様、歩きながらおにぎりを食べるいつものスタイルだ。^^;

左手にアミ、右手におにぎりの助手席^^;

左手にアミ、右手におにぎりの助手席^^;

午前中だけで32頭のコルリを採集できたが、昼を過ぎてそれまでの快晴から一転、暗い雲が空を覆い始めた。
まもなく、遠くで轟く雷鳴も聞こえてきた。
気温も急激に下がってしまい、それまでチラホラ飛んでいたコルリもまったく姿が見えなくなった。

広沢林道をあとにして、別ポイントへ向かうべく国道を引き返す。
途中、午前中は渓流釣りを楽しんでいたというOBCむげんさんとすれ違い簡単な挨拶を交わすが、まもなく降りだした雨はあっという間に豪雨になってしまった。

夕立のような雲だったので、少し待てば採集再開できるかな?、とも考えたのだが、栃木で開催されているはずのオオクワ採集オフに連絡を入れてみたところ予定通りタコ採れだというので、別ポイントでのコルリはあきらめ、栃木へ向かうあいあんだった。^^;


コルリ   20♂♂12♀♀

計         32頭

栃木 01年05月19日  につづく。


2001.05.19