山梨 01年07月21日





07月21日。

久々にくわがた以外をターゲットとしてカミキリ採集に山梨へ出かけた。

以前から某東京支部の方々と約束をしていたのだ。
今回のメンバーは、子供の夏休みの宿題のためというエンダー氏・昆虫全般に博識なmake氏・前回のミヤマオフではスズメバチでさえ採集対象のおよよ氏・最近くわがた以外にも食指を伸ばしてきたピーコ氏、となかなか濃い顔ぶれだ。^^;

前夜から韮崎周辺でカブトムシを集め、2時間ほど仮眠したあと08時に約束通り韮崎インターに集合。
早速ルリボシポイントに移動した。
まだあたりに綺麗な青いルリボシカミキリは見られなかったが、この土地の所有者であるおじさんに採集許可を頂くべく声をかけてみた。

「すいません、昆虫採集なんですが、よろしいでしょうか?」
「おー、かまわねーよ。」
「ありがとうございます。^^」
「だけど、青いのは取っちゃダメだよ。」
「え゛?^^;;」
なんといきなりのカウンターパンチだ。^^;

「青いのはダメなんですか?^^;」
「そ、青いヒモがかけてある材木は取っちゃダメ。」
ははは、カミキリムシ採集なんで材木は絶対に取りません、とわかりやすくご説明した。^^;

ところで、このポイントは数年前にタカ氏が発見したポイントなのだが、このおじさんによると連日4〜5人の採集者が来ているという。
カミキリ屋さんやチョウ屋さん達にとってはかなり有名なポイントのようだ。^^;

とりあえず、許可を頂いたので早速採集にとりかかる。
が、まだ時間が早いのかほとんど見つからない。

ルリボシカミキリ

ルリボシカミキリ

結局1時間近く探したが、全員で計5頭という不調だ。
もう少し日が高くなってから再チャレンジしようかということになり、それまでオオムラサキポイントへ移動することにした。
移動途中、後発のピーコ氏が加わり全員が揃う。

オオムラサキポイント

オオムラサキポイント

オオムラサキポイントは何かの工事が始まっているらしく、かなりのクヌギが切り倒され土砂が高く積み上げられている。
せっかくの好ポイントなのだが、ひょっとすると近日中に消滅してしまうかもしれない。
しかし、ココではとりあえずお目当てのオオムラサキに加えカブトムシやスジクワガタも追加でき、ルリボシポイントへ戻ることにした。

ルリボシポイント

ルリボシポイント

カブト♂

カブト♂

時刻も12時前となり、朝とは違って今度は飛翔中のルリボシも観察できる。
昨年や一昨年ほどの乱舞状態にはほど遠かったが、全員で5〜60頭は採集できたようだ。
みなさんそれなりに満足されたようなので、とりあえず任務完了だ。^^
昼過ぎ、現地で解散しピーコ氏と私はノコギリ・ヒラタ狙いで河川敷に移動した。

中央道・某インター近くの某K公園とその近くの河川敷ではノコギリやヒラタが採れるのだ。
が、昨年までよく採れていたヤナギが、川の流れの変化のために全く採れない状況になっていた。
しかも、熱風吹きすさぶ河川敷では新ヤナギ探索する気も起きず、公園内のクヌギ蹴り採集に切り替えた。

公園内のクヌギを蹴るピーコ氏

公園内のクヌギを蹴るピーコ氏

ヤブ蚊に悩まされながらも、30分ほどでノコギリ2ペア・タマムシ2頭・ハナムグリ少々を追加し、ピーコ氏ともココでお別れだ。
それにしても暑い。暑すぎる。^^;

クヌギの樹液に来たタマムシ

クヌギの樹液に来たタマムシ

あまりに暑いので「涼を求めて」という理由付けをしてヒメオオ狙いで大菩薩山系へ移動することにした。^^;
標高1500mを超えると先ほどの熱風がウソのように空気もさわやかだ。^^
しかし、空気がさわやか過ぎたのかヒメオオどころかアカアシもいない。^^;

ヒメオオポイントのヤナギ

ヒメオオポイントのヤナギ

というわけで、本当に涼を求めただけの大菩薩だった。^^;

そして15時を過ぎ、本日の最終目的地である神奈川へ移動だ。
実はこの日、神奈川オフも開催されていたのだ。


ノコギリ    2♂♂ 2♀♀
コ       1♂  1♀
(カブト    1♂)

計        6頭

静岡 01年07月21日  につづく。


2001.07.23