檜枝岐 01年11月18日





11月18日。

材採のため、今年最後の檜枝岐へ出撃した。

11月も中旬を過ぎたこの時期では、さすがにヒメオオ@ヤナギやオオクワ@灯火は採れない。
広沢林道でのコルリ材採と、05月に見つけておいたツヤハダ材の残りを削ることをメインに、あわよくばヒメオオやオオクワの材採も、と目論んでいた。

が、着いてビックリ、檜枝岐村内にはまだ雪はなかったが、御池へ向かう道は標高を上げるごとに雪が深くなり、御池のロッジより先はクルマの轍(わだち)さえ残っていない。^^;

国道352号御池付近

国道352号御池付近

クルマが通ったあとが全くないので、広沢はあきらめようかなと思ったその時、大型の4駆車がまるでラッセル車のように私のクルマを抜いて行った。^^;
とりあえず、最悪スタックしても助けてもらえる可能性が増えたので、そのまま広沢を目指して国道をゆっくり下った。

国道を下る途中、乗用車が捨ててある。
この積雪で4駆車でなければこうする以外にないという状況だ。^^;

乗り捨て?てあった乗用車

乗り捨て?てあった乗用車

そして、いつものように広沢林道入口に到着。

冬の広沢林道

冬の広沢林道

いつも見慣れた林道ではなく、もうカンペキに冬の装いだ。
コルリ材採どころではない。^^;

冬季頂上

冬季頂上

とりあえず、峠付近までゆっくり上がる。
そこから先の下りは、帰りの万一を考えクルマを置いて徒歩で進んだ。
もう何日もクルマが通ったあとがない。
シカ、クマ、などの動物の足跡がたくさん林道を横切っている。^^;

シカ?の足跡

シカ?の足跡

見渡す限りの銀世界。
風の音以外何も聞こえない静寂の世界。

いつものアカアシポイント

いつものアカアシポイント

人が近づけない、というより、人を近づけさせない、といった無言の自然の力を感じつつ、しばらく私はまわりの景色に吸い込まれていた。

人を近づけさせない

人を近づけさせない

御池定点^^;

御池定点^^;

そんな広沢林道をあとにして、村内近くのポイントへ移動。

村内近くのツヤハダポイント

村内近くのツヤハダポイント

広沢ほどではないが、ソコソコの積雪だ。
05月のツヤハダ材を探してみたが、どうやらガケ崩れのため土砂の中に埋まってしまったようだ。
仕方なく他の材を叩くが、1時間でやっと1♀。

原名ツヤハダ♀

原名ツヤハダ♀

冬の檜枝岐の厳しさを実感したのだった。


ツヤハダ    1♀

計       1頭


2001.12.16