12月09日。 前日の栃木の大惨敗を哀れんでくれた助手席が、2週連続東京産小型種出撃にOKしてくれた。 前回はせっかくのるどるふ氏のアドバイスにもかかわらず、好き勝手に行動してしまったためホソツヤゲットならずだった。 ので、今回は助言通りの沢を攻めることにした。 12月も初旬となればかなり寒さも厳しくなるが、この日はややポカポカ陽気。 時刻ももう09時前だったので、仮眠による無駄な時間を避けるため眠い目をこすりつつすぐに登山開始だ。^^; 目的の沢に近づいたところで視界の先に先行者。 同じ沢に上がっても競合するだけだし、微妙に別の沢を選ばざるを得なくなった。^^; その沢を200mぐらい上がったところで左手によさげな細い立ち枯れ。 いるかなぁー、と思いつつ割ってみると、簡単に出た。^^ 東京産ホソツヤルリ♂ 1♀追加後、別の枯れ枝からも1♂追加。 蛹室は枝先の方向に平行に作るのが一般的だが、この個体の蛹室は直角だ。 ルリやコルリではめったに見ないが、ホソツヤの場合はたまに遭遇する。 直角蛹室のホソツヤルリ♂ その後は幼虫を何頭か採ったものの、正午までに追加個体はなく下山態勢に入った。 と、そこへ朝方の先行者。 「もしかしてあいあんさん?」 なんとこの方、某インセクトフェアーで知り合った方だったのだ。^^; この方、ものすごいプロい方で、ケースを拝見すると私とほぼ同じ稼働時間にもかかわらず、ルリ・ツヤハダ合わせて20頭ほど採りまくり。@@ すげー、と感嘆することしばし。^^; しかも、ツヤハダは蛹まで割り出していた。 ツヤハダって、こんな真冬でも蛹で越冬するものなのか、という新しい知見も加わった。 沢沿いポイント ルリ・ツヤハダに触発されてもう一度登山しようかと思ったが、午後からの助手席のショッピングの約束が何万トンもの足かせとなり、泣く泣く下山するあいあんだった。^^; ホソツヤルリ 2♂♂ 1♀ 計 3頭 |