くわタイムズ 2001



12月16日 【2000km日帰り採集】

るどるふ氏とr.matsuda氏が2000kmの日帰り採集を敢行した。

朝イチの飛行機で東京から長崎へ移動。往復2000km以上に及ぶ採集行は他に例を見ない快挙である。(^^;
仕事や出張のついで、というのではなく、正真正銘の採集のための2000kmだ。
当然、結果も出しており両氏には脱帽の一言だ。

採集記は、るどるふ氏のHPへ。



12月07日 【外国産追加解禁】

外国産クワガタムシ・カブトムシが3度目の大量追加解禁された。

ネブト・ツヤ・ホソアカ属を中心にクワガタムシが27種、ケンタウルスオオカブトが1種、計28種の大量解禁である。
今回の措置で解禁種が100の大台を突破、累計118種になった。

くわハウスでは、次回第3弾の申請種の申請準備を着々進行中とのことである。



11月18日 【シーズン終了】

11月半ば、檜枝岐のおよそ半年にわたる採集期間が終了した。

5月の雪解けとともに始まったコルリ新芽採集を皮切りに、夏場のオオクワガタ・ミヤマクワガタ等の灯火採集、 初秋のヒメオオクワガタのヤナギ採集、紅葉シーズンの終わりとともに檜枝岐シーズンの終わりを告げる材採集。
今年も数多の採集者を魅了した檜枝岐の幕が下りようとしている。

来年の新緑の季節まで、彼の地は人も昆虫も休眠することになる。



10月28日 【第5回里子オフ】

大手クワガタ関係BBSの「まちかねBBS主催第5回里子オフ」があいにくの雨天のなか強行された。

このオフミはBBS利用者間においてBBQを兼ねながら里子を交換し合い親睦を深めるために催されているもので、今回で第5回を数える。
回を重ねるごとに参加人員・里子数とも大規模になり、今回は参加170名、里子数1000等弱という インターネットクワガタ関係では史上最大規模のオフミに成長してしまっている。(^^;

が、今回は第5回にして初めて雨にたたられ開催が危ぶまれたが、そこは手慣れた埼玉・群馬共催隊の大活躍により無事終了することができた。(^^
なお、この大雨で今大会の某T幹事長は、やはり超雨オトコであることが立証された。(^^;



10月 【シーズン】

今年のクワガタムシ採集シーズンは半月から1ヶ月ほど早まっている、という見方が一般的になっているようだ。

気象庁発表による紅葉の見頃は例年通り、との予報だが、 クワガタムシなどの昆虫採集シーズンは例年より早まっている、という見方が支配的。

この予想は、ヒメオオ採集の最遅記録を狙っているあいあんには大変痛い状況であり、(^^;
本当に予想通りであるかどうかは10月の採集結果を待たねばならない。(^^;



9月中旬 【広沢林道】

広沢林道でもヒメオオクワガタの採集がピークを迎えた。

「ヒメオオも最近では少なくなった」という声をあちこちで聞くが、現地のポテンシャルから言えば 人が踏み込める場所は全体の数パーセントにも満たないというのが実状。
その数パーセントのポイントに、以前より多くの採集者が押し寄せることで1人あたりの 採集数が減るのは当然のこととして、総数ではそれほどの減少は認識できない。

ヒメオオが好むヤナギの若木も、その成長の早さから年とともにピークである若ヤナギ群の場所が転移し、 以前では多数採れていた場所が現在では採れなくなり、またその逆もある、というわけだ。

いまでも頑張れば1日に3ケタの採集数が見込める。広沢林道とはそんな場所なのである。



9月上旬 【ヒメオオクワガタ】

ヒメオオクワガタの採集がピークを迎えている。

多産地檜枝岐では、週末はもちろん平日でも連日数組の採集者が入っており、 ここ数年でもヒメオオ採集者の数が年々増加傾向にあるようだ。

今週末は月齢も好期ということで、今年最後のオオクワガタ狙いを兼ねた採集者でさらに賑わいそうである。



8月25・26日 【オニクワガタ】

檜枝岐などでオニクワガタが採集されている。

灯火採集による当地のオニクワガタは、およそ8月下旬頃の半月余りが採集適期であり、 少なからぬオニクワガタファンが灯火を競っているようである。

小さなフォルムであるという短所を差し引き、拡大画像で見るオニクワガタはすこぶるカッコいい。(と私も思う。(^^)



8月10〜20日 【灯火ラッシュ】

東北地方のブナ帯を中心に灯火採集が今年3度目のピークを迎えている。

今夏の各地でのオオクワ採集ラッシュには目を見張るものがある。
が、有名産地では次々と灯火採集禁止が告知されているなか、これを無視した採集者も多いらしい。

採集者マナーのより一層の向上が望まれる。



8月10〜20日 【西日本遠征】

あいあんは助手席とともに近畿・中国四国地方へ遠征した。

が、旅行中ほとんど採集はできなかったようである。(と、本人は思っているようだ。(^^;)
10日間でのべ10時間ほどの採集で、ミヤマ・ヒラタなど計51頭をゲット。
なお、今回の遠征では総走行距離が前年の九州4100kmには及ばないものの、3228kmを記録。

新車購入後、まだ車検を1回しか経験していないのに165000kmに達してしまった愛車に感謝しなければなるまい。(^^;



7月31日 【横浜カブトセンター(^^;】

横浜市内でカブトが超タコ採れなポイントがある。

ほとんど毎日多数の採集者が押し寄せるが、そのほとんどがカブトムシを数十頭ずつ採集していくという驚異のポイントである。
このポイントは他地方のカブトポイントにも決して引けをとらないほどのポイントであるが、近々大型の公共施設が 建設予定ということで消滅の日も近いとのこと。

なんとも残念である。



7月29日 【スジクワガタ】

茨城県で37ミリのスジクワガタが採集された。

あいあんは近所の夏祭り用のクワカブを調達すべく茨城県地方へ赴いたが、 ミヤマなどで有名な彼の地で大型のスジクワガタを2♂採集した。
2♂はそれぞれ37ミリと32ミリであり、この他には小型個体が見つからなかったことから 当地は比較的大型のスジクワガタを産する地ではないかと推測される。



7月28日 【灯火禁止】

福島県南会津の灯火採集有名ポイントでの灯火採集禁止が相次いでいる。

屏風岩、駒の茶屋に加え、今月から某スキー場での灯火採集が一切禁止されたようだ。
このスキー場では昨年ごろから採集禁止の動きが出ていたが、実際には無許可で採集を続ける採集者があとを絶たず、 今月から規制がさらに強化された模様だ。
事実、28日土曜は曇りの天気に加え気温も20℃前後と絶好のコンディションだったが、灯火採集者は1組も見られなかった。

さて、この一連の禁止の動きには、灯火採集者のモラルの低下が大きな原因とされている。
灯火採集後のあと片づけをしないなどの問題や、灯火採集者同士のトラブルに加え、 現地設置の自販機のコンセントを抜いてまで灯火採集を行うという 非常識極まりない採集者が土地管理者の怒りの火に油をそそいだ格好だ。

灯火採集者のモラル向上が望まれる。



7月20〜22日 【記録的熱波】

天気予報では何度も「観測史上最高」、という文字が踊るほどの記録的熱波だ。

したがって昼間樹液採集者には相当過酷な採集条件となるが、 ウラを返せば灯火採集にはもってこいの天候とも言える。 この3連休も各地からオオクワ採集の便りが届いているようだ。



7月13〜16日 【オオクワ灯火採集第2弾】

ブナ帯におけるオオクワガタの灯火採集が今年2度目のピークを迎えた。

今月の月齢適期は天候にも恵まれ相当数のオオクワガタが採集された模様だ。
また、檜枝岐などの有名ポイント以外でもかなりのオオクワガタが採集された。 これは、ここ数年の灯火採集人口の増加や灯火設備の充実の賜であると考えられている。
次回のピークは8月中旬頃。



7月01日 【関東産チビクワガタ】

某東京支部のmake氏、narita氏らによって関東で初記録となるチビクワガタが採集された。

これまでのチビクワガタの分布の本州における東限は静岡県・山梨県付近とされており、 今回の記録はその東限ラインを大幅に修正せしめるものとして特筆に値する。
また、当地の個体は西日本に産する個体に比べやや相違が見られる点などから新亜種として分類される可能性もあるだろう。



6月22日 【オオクワ灯火採集シーズンイン】

先週末から新潟・福島県地方のブナ帯を中心にオオクワガタの灯火採集が本格化している。

なかでも有名産地のひとつである檜枝岐地方はインターネット関係者だけでも20名ほどが灯火採集を試み、 6月にもかかわらずオオクワガタは少なくとも計10頭以上が採集されたようである。
今年は月齢的な採集適期が毎月の中旬頃であることから、次回のピークは7月14〜15日頃と思われる。



6月18日 【関東ネブト追加個体】

tubasa氏・なべ氏により、ふたたび関東ネブトが採集された。

1♂のみの追加であるが、当地における生息が確定されたと言っていいだろう。
さらなる新産地調査に期待したい。



6月16日 【コルリ新芽採集終盤戦】

先週末も全国各地のくわ馬鹿達が新芽採集による原名コルリを求めて信越地方へ出撃した。

なかでも有名産地のひとつである奥只見地方は、採集される個体の色彩変異から人気採集ポイントのひとつとなっている。
♂の青、紫、黒の各個体に加え、♀の色彩変異も銅、紫、黒、と変化に富む。



6月11日 【関東ネブト】

tubasa氏・なべ氏により、個体数は少ないとされている関東ネブトが採集された。

栃木県にてネブトの新規開拓に成功した両氏は、先日のオオクワタコ採れの勢いをそのまま継続しており、 いまやノリに乗っている状態である。(^^
今回の産地が新産地であるかは現在調査中であるが、この勢いに乗じてさらなる新発見を期待したい。



6月10日 【くわ馬鹿夏号】

季刊「くわ馬鹿2001年夏号」が発行された。

今回の特集は「俺のドイツ箱見てくれ」、略して「オレ箱」である。
「くわ馬鹿」へはこちらから。



6月03日 【ルリ生態】

山梨県にてタダルリの生態の一部を観察することができた。

某昆虫誌の編集をされている某T氏も短報への掲載を薦めて下さったので、後日投稿することになるかもしれない。
しかし、さすがに今年のルリシーズンは終了なので来年以降さらなる調査をしてみたい。



6月02日 【コルリ新芽採集たけなわ】

この日は各地でコルリクワガタの新芽採集が行われた模様だ。

筆者の知る限りでも、東北在住の某B&Bコンビが北限の鳥海山へ、某ks氏率いる近畿隊が福井へ、 某東京支部隊も檜枝岐へ、コルリ採集の超ベテランR氏は奥志賀へ、そして我々あい席コンビも関田峠へと、 コルリを求めて採集馬鹿軍団が全国各地へ当のコルリ以上に飛び回ったようである。(^^;



5月26日 【第4回まちかね里子オフ】

第4回まちかね里子オフが東京葛飾の水元公園で開催された。

今回の参加者も100名を超える盛況ぶりで、里子の質・量とも過去最高のレベルに達した。(^^
しかし第3回まで幹事を務めていたあいあんは今回は幹事役を放棄し、 その世話係を亀有氏、エンダー氏ら東京支部のスタッフに押しつけ、 開会早々に早退したのはコルリ採集のために檜枝岐に向けて出発した、という見方が一般的だ。(^^;



5月25日(現地時間24日) 【フランス産・ヨーロッパコルリ材採集】

再びくわタイムズ・フランス特派員の子連れ狸氏よりユーロコルリ情報が届いた。

先日のポイントにて、今度は材採で1♀が追加採集された。
しかし、現地のブナの新芽はほとんど開ききっており、新芽採集も終了かという時期に 材で採集されたという点に、現地のコルリは日本のものとは生態面で相違点もあるのではないか?という疑問が生じている。
さらなる調査を期待したい。(^^;



5月19日 【栃木オオクワタコ採れ】

某栃木オオクワ採集オフで9頭ものオオクワ成虫が採集された。

地元・なべ氏により開拓されたポイントにて、材採や樹洞から9♀+数頭の幼虫が採集された。
このポイントではこの1〜2週間の間に計30頭ほどのオオクワガタ成虫が採集されており、 有名ポイントでなくともオオクワガタのタコ採れは可能であることを示唆した。



5月19日 【原名コルリ新芽採集】

多産地・檜枝岐で原名コルリクワガタの新芽採集が報告された。

例年より1〜2週間早く開通したR352の御池・県境間のおかけで、いつになく早い時期に広沢林道へ入山。
まだピークには1週間ほど早い印象だったが、1時間に10頭ペースで採集できるのは広沢林道ならではだ。
次週末にはコルリクワガタの乱舞が期待される。



5月14日(現地時間13日) 【フランス産・ヨーロッパコルリ新芽採集】

くわタイムズ・フランス特派員の子連れ狸氏よりビッグニュースが入電された。(^^

ドイツ国境近くのRaon l'Etape村の山中にて(標高500m程度)ヨーロッパコルリが新芽採集された。
採集個体は1♂1♀であり、強い日ざしのなか飛翔する個体は青く輝いて見えたそうである。
昆虫ファンの少ない当地では、もちろん採集人口も相当少ないはずであり、 おそらくこの産地としては初記録になると思われる。
しかもまだ現地はシーズンインしたばかりと思われ、子連れ狸特派員の追加情報が待たれるところだ。(^^



5月13日 【トウカイコルリ新芽採集】

各地でコルリクワガタの新芽採集の声が聞こえてくるなか、あいあんも同日伊豆地方にてトウカイコルリクワガタを新芽にて採集した。

もともと伊豆地方は温暖であるため、例年ならGW中に新芽採集可能なのだが、今年はこの日が初始動となった。
某神奈川支部員2名+助手席と新芽採集に向かったのだが、やや時期が遅めか新芽はすでに開ききっており、 新芽ではなく足元の石にとまっている♀を発見。
飛び立とうと羽を広げたところに素手で掴みにかかり、フ節を2本、後ろ羽を1枚損傷してしまったのは、 個体の急な飛翔にあいあんが慌ててしまったのが原因、という調査結果が出ている。(^^;



5月08日 【最遠隔地同日採集】

5月5日、長野県軽井沢と茨城県某山の両所において、ルリクワガタを同日採集した。

両採集ポイントは直線距離にして約160km、走行距離にして約200km離れており、遠隔地同日採集としては自己新記録である。(^^
これが達成できたのは、助手席が午前中は軽井沢でショッピング、午後は栃木・益子焼フェアを希望したためにほかならない。(^^;
次回は美濃焼でルリ記録更新を狙うあいあんだ。



5月01日 【GW突入】

いよいよ待ちに待った大型連休に突入し、各地から樹液採集の声もチラホラ聞こえてきている。

比較的活動時期の早いオオクワガタなどは、実はGW頃からが樹液採集のシーズンとなるようである。
檜枝岐などのようなブナ帯でさえ、オオクワガタは6月上旬頃から灯火採集可能であることを考えると不思議ではない。
最早記録が聞かれる日も近いであろう。



4月24日 【小型種材採】

各地の雪も消え小型種材採がピークを迎えている。

標高1000mを超える山岳地帯に産する小型種の採集は、冬季は積雪や凍結によって材採がほぼ不可能であるが、 各地の雪もほぼ消え、材採シーズンがピークである。
ただし、今年は例年以上の春の暖かさにより、新成虫の脱出時期も早まることが予想され、場所にもよるが GWあたりが今年の材採シーズン終了の目安になると思われる。



4月17日 【くわ馬鹿表紙】

「くわ馬鹿」トップページの表紙が変更された。

今回の表紙デザインはるどるふ氏によるものである。
氏のHPデザインや採集記には定評があり、今回のくわ馬鹿表紙も秀逸である。
「くわ馬鹿」トップページへはこちらから。



3月10日 【くわ馬鹿春号】

21世紀最初の季刊「くわ馬鹿2001年春号」が発行された。

今回の特集は「イカス甲虫たち」である。
「くわ馬鹿」へはこちらから。



1月12日 【外国産クワガタムシ35種追加解禁】

昨年6月の5種追加解禁以来、半年ぶりに大量追加解禁となった。

今回の解禁種は「外国産クワガタムシ輸入解禁情報の部屋」を参照されたい。



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