05月04日国民の休日。 前日の某峠で楽々な採集をした私は、午前05時に起床。 助手席との観光旅行とはいえ、どの観光地も店が開き始めるのは早くて09時か10時。 その前に採集を済ませておこうという魂胆なのだ。^^ 助手席でぐっすり寝ている助手席を乗せて今日最初のポイント扉峠に向かった。 が、ガケ崩れのため扉峠までの林道が通行止め。 仕方なく通行可能な扉温泉まで上ってみた。 なかなか良さそうな雰囲気の沢沿いだったが、如何せん標高が足りないのか、ほとんどマークが見当たらない。 2時間もかけて採れたのは幼虫1頭。 扉温泉幼虫 大きさはルリ系の3令のようだが、どうもスジの2令っぽい。^^; 適当な材にマークがないので、この場所は見切りをつけ、次のポイントへ移動だ。 が、着いてまたまた愕然。 ココでも林道が封鎖されている。 しかも、昨日今日封鎖されているという様子ではなく、もう何年もの間ゲートが開いた形跡がないような雰囲気だ。 この場所は今回の旅行で最も楽しみにしていたポイントだったので、林道を歩く決心をするまでそれほど時間はかからなかった。 まだ寝ている助手席に言付けし、林道を歩き始めた。 勾配は4パーセント。 息が止まりそうになるほどの急坂ではないが、途中の斜面で目についた材には全くマークがない。 何度叩いても食痕すら出ない。 1kmほど歩いただろうか。 眼下の国道が遠い。 2kmほど歩いたところで、斜面全体に金網がかけてあり、「松茸採取禁止」の立て札がいくつかあった。 こんな立て札を立てたらニワカ松茸泥棒が出るだろうに、と苦笑しながら先へ進むが、全く材が見つからない。 3kmほど歩いたところで、舗装路が砂利道に変わった。 気温も相当高いのだろう。 上着を脱いでTシャツ1枚になったが汗が流れる。 のどは渇き、足が上がらなくなってきたが、依然として材がない。 延々2時間も歩き、10時を過ぎ助手席用観光時間に突入。 前方に沢が見えてきたので、あの沢で何も出なかったら残念だが引き返そうと決心した。 10時20分、沢沿いの材にようやくマークを発見。 俄然元気が出る。 1本目の材には幼虫すら入っていなかったが、その隣にあった材を叩くと一撃で出た! まずは個体を手にとってじっくり鑑定。 あちこちと歩き回るホソツヤ♂ 深い青色のまぎれもなくホソツヤだ。 「やった〜〜〜。(^o^)/」 こんな嬉しい採集個体はメチャメチャ久々だ。^^ なので、あちこちと歩き回るヤツに指でプロレス技^^; さらに、この材からは1♂と幼虫数頭を追加。 美ヶ原産ホソツヤ♂ 沢を反対側に渡ると、陽当たりも悪くいかにもコルリ好みの環境だ。 目についた材を拾い、カツオ節けずりの要領で表面を削る。 美ヶ原のトウカイコルリ♂ 「いやっほう〜〜。(^o^)」 またまた一発で出た。 さらに別材で幼虫を追加。 10時40分、20分間の採集だったが非常な満足感とともに林道を下る。^^ 11時20分、下りは駆け足だったので40分で下りられた。 「んもぅ、何時だと思ってんのよ。」 約束の09時を大幅に過ぎて、助手席の怒りも当然なのだが、平身低頭も全く苦にならないほど嬉しいホソツヤゲットだった。^^; 某鉄道館で「スーパービュー踊り子」 ホソツヤルリ 2♂♂ トウカイコルリ 1♂ 計 3頭 長野 01年05月05日 につづく。 |