檜枝岐 01年07月28日





07月28日。

茨城ミヤマは困難、と強制的に判断した私は当然のごとく檜枝岐へ向かった。^^;

さて、ミヤマ狙いということでメインは灯火採集になる。
昼前に茨城を出発したが夕刻までに現地に着けばイイので道中急ぐ必要はない。
途中、多少でも助手席の機嫌がよくなればと思い、昼食をゆっくり食べたり、ホームセンターでショッピングしたりしたのだが、そんなことで左右される助手席ではなかった。^^;

そうこうするうち、17時前に檜枝岐到着。
設営までは若干時間がある。
というわけで、少し新規探索をしてみることにした。

今までほとんどの林道に分け入ったと思っていたのだが、まだ踏み行ったことのない林道入口が見えた。
とりあえず上ってみる。

まだまだ標高が低いのかほとんどヤナギがない。
ココはダメかなぁ、と思ったとき大きな飛翔個体がクルマの前を横切った。
一瞬カブトかなと思ったが、上方に突き出た2本のアゴ。
ミヤマだ。

非常にゆっくりしたスピードで、まるでヘリコプターのようにホバリングしている。
飛翔シーンを撮るべく急いでデジカメを構えたが残念ながら近くの枝にとまりそのまま動かなくなってしまった。^^;

枝にぶら下がるミヤマ♂

枝にぶら下がるミヤマ♂

このミヤマをゲット後、いよいよ灯火場所に向かう。
今年からは灯火採集禁止場所が次々と増えてしまい場所選定にも苦労する。
とりあえず、某温泉前の灯火可能地に設営した。

灯火設営

灯火設営

19時過ぎ、いつものようにアカアシ♂からスタートだ。
が、この日は今だかつてないほどの羽アリの大群が押し寄せることになる。
水銀灯の近くに落ちた個体を拾うために近づこうものなら、呼吸することすら困難な状況だ。^^;

2cm積もった羽アリ・・・^^;

2cm積もった羽アリ・・・^^;

それでも、ポツポツとアカアシやミヤマが♀を中心に飛来した。
ほんの5分のあいだに数頭が飛んできたかと思うと、1時間ぐらい全く飛んでこなかったりもする。
灯火採集では相変わらず飛んでくる時間帯に波がある。

灯火中、他の採集者の方々が声をかけてくる。
が、どの人もオオクワは採れていないようだ。

そのうちの1組、檜枝岐は初めてという水戸ナンバーのカップルが興味深そうにいろいろ質問してきた。
男の人だけでなく、女の人も興味津々のまなざしだ。
2人が帰ったあと、
「あの女の人も熱心だったね。^^」
と助手席に話を向けると、
「初めてだからね、そのうちにイヤになるでしょ。」
経験者はカタル。^^;

さて、気温は曇天ということもあり日没後もほぼ20度前後を保っているが、甲虫飛来数はかなり少なめだ。
なん度目かのピークを過ぎたあとの26時過ぎ、またミヤマが立て続けに飛んできた。

灯火のシーツにとまったミヤマ♂

灯火のシーツにとまったミヤマ♂

ん!このペースはオオクワ飛来も近いかな?
と思った瞬間、燃料切れで発電機が切れた。
まあ、こんなものだろう。^^;

動画:ミヤマが飛び立つところ

動画:ミヤマが飛び立つところ

動画:ミヤマが飛び立つところ

27時前、ある程度灯火を片付け終えた私はたった1時間の仮眠のためにクルマに乗り込むのだった。


ミヤマ     9♂♂16♀♀
ノコギリ    1♂  3♀♀
アカアシ    3♂♂ 3♀♀
スジ      1♂
コ       1♂  1♀

計          38頭

檜枝岐 01年07月29日  につづく。


2001.08.03