檜枝岐 01年08月08日





08月08日。

とある目的のために、以前からお誘いを受けていた檜枝岐行に標本修理工T氏と丸2日間出撃してきた。

07日深夜、T氏と合流。一路檜枝岐を目指す。
途中、めぼしい街灯をチェックしながら行くが、この日はやや涼しめで何も落ちていない。
05時過ぎ、伊南村の有名自販機の前に到着したときにはすでに明るくなっており、ココでやや大きめのコ♂を1頭拾い、1時間ほど仮眠していつものように広沢林道から進撃を開始した。
ちなみにこのコ♂は、のちほどT氏の毒ビン入りとなる。^^;

まずはT氏がきわどい場所からヒメオオ1♂ゲット。
つづいて、またきわどい場所に潜むヒメオオ1♂発見。
普通に枝に付く個体ではなく、葉の陰に隠れたり、ヤナギ以外の木に付く個体も見逃さないプロの目だ。
もし、かくれんぼをするとしたら、ヒメオオにとってはT氏はイヤなオニになるに違いない。^^;

つづいて、林道途中のミヤマを産する木を覗いてみる。
この木ではこの時期、例年数頭ずつ採れているのだが、今年はどうも多産しているようである。
まずは枝先の1ペアを発見。

ミヤマペアとカミキリとチョウ

ミヤマペアとカミキリとチョウ

続いて、木の根元にパラソルを開き、narita氏仕込みのケリを入れる。
バラ、バラッ、バラバラッ。

パラソルに落ちてきたミヤマ

パラソルに落ちてきたミヤマ

運良くパラソルに入ったのは上の画像の数頭。
20頭近く付いていたはずの大部分のミヤマやアカアシは周辺の草むらへ。^^;

「いま現在は」ミヤマファン、というT氏が一生懸命探し数頭は発見したようだが、帰りにもう一度蹴るということで合意。
先へ進むことにした。

その直後、私もヒメオオ大型個体をゲット。
ノギスがないので定規で測るが、53ミリちょっとというところか。
55ミリ個体を某ks氏に上納しなければならない約束があるので、やや残念。^^;

さらに林道を進むが、見つけやすい枝にはヒメオオどころかアカアシすら付いていない。
そのうち、2組の採集者を追い越す。
たとえ平日とはいえ、やはり07時過ぎからの重役出勤では先行者の取り残ししかないようだ。^^;

さらに大型個体をゲットするが、また53ミリ程度。^^;
午前中で広沢には見切りをつけ、マイポイントや別林道を攻め、またまた大型個体をゲットするがまたまた53ミリ程度。^^;
うーむ、今日は53ミリの壁が厚い。

しかし、午後からはヤブコギの鬼と化した我々は着実に頭数を重ね、ヒメオオ・アカアシ・ミヤマ・ノコギリなど計145頭ゲットに成功した。^^

ヤブコギのT氏^^;

ヤブコギのT氏^^;

さて次なる目的の灯火採集であるが、ココ最近の灯火禁止の流れを受けて、今まで利用させて頂いてきたどのポイントも灯火が張れない。
いくつか物色したあと、オオクワよりミヤマが欲しい、と言うT氏の希望もあり、あらかじめ相談していたポイントに設営することに決定。

ココで灯火を行うのは初めてであり、気温も夜半には16℃まで下がったが、ミヤマ16頭・ノコギリ12頭など計40頭ほどが飛来。
まあまあ採れるということが判っただけでも収穫であった。

ちなみに、T氏がココで肌寒いなか数時間も頑張っていた時、外灯廻りのついでに温泉に入って、1人だけぬくぬくと湯船に浸かっていたということは内緒にしておこう。^^;


ヒメオオ   18♂♂ 6♀♀
ミヤマ    21♂♂11♀♀
ノコギリ    7♂♂12♀♀
アカアシ   53♂♂45♀♀   
スジ      5♂♂ 1♀
コ       1♂  5♀♀

計          185頭

檜枝岐 01年08月09日  につづく。


2001.08.10